長門湯本温泉とは

長門湯本温泉旅館協同組合

観光のご案内、お宿のご紹介、車椅子の貸し出しなどもいたしております。お気軽にお立ち寄り下さい。

[受付時間のご案内]
9:00~17:00まで(日曜休業)
駐車場:あり

〒759-4103
山口県長門市深川湯本1257
TEL:0837-25-3611(代)
FAX:0837-25-3612

長門湯本温泉について

明治初期の温泉街

(写真提供 湯本まちかど資料館館長 吉冨尊一)

2020年にリニューアルした恩湯
恩湯の伝説を生んだ大寧寺

長門 湯本温泉は今からおよそ600年前(西暦1427年/応永34年/室町時代)。大寧寺の「定庵禅師」が座禅のなか、住吉大明神からのおつげによって発見された、山口県ではもっとも古い歴史をもつ温泉と知られております。江戸時代には藩主も度々、湯治に訪れておりました。

泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明。アルカリ度はかなり高く、肌にやわらかな湯で、化粧水成分に近く「美肌の湯」ともよばれています。湯温はぬるめですが、身体の芯から温もり、冬でも湯冷めをしにくいのが特徴です。神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、健康増進などの効能があると云われています。

長門湯本温泉のいわれ

大寧寺に祀られている住吉大明神像

大寧寺の第3世住職 定庵禅師(1373〜1432の時代、ある月の明るい夜、定庵禅師が寺のまわりを散歩していると、石の上で座禅をしている老人に出会った。和尚が名前をきくと、老人は歌でこたえた。

「松風の声のうちなる隠れ家は むかしも今も住吉の神」

老人は長門一宮(下関)の住吉大明神であった。老人は、その後、名僧定庵の説法の席に通い、仏道を修めた。応永34年3月23日、定庵禅師から法衣を贈られた老人は、法恩に報いるため、「山の奥に温泉を出しておきましたので、ご利用ください」と告げた。たちまち雷鳴が轟き、老人は大きな竜の姿になって雲の上に消えていったという・・・・

これが「伝説」のあらましです。これを裏付けるように、湯本中心部の泉源は現在でも大寧寺の所有です。

「神授の湯」の浴場は、二つに分かれ、昔は上の礼湯(れいとう)を武士や僧侶、下の恩湯(おんとう)を一般の人が使っていました。江戸時代には藩のお抱えで、温泉の近くに、お茶屋「清音亭」(せいおんてい)と云う接待どころが置かれていました。
大寧寺の墓苑には「住吉大明神の座禅石」が今に伝わり、共同浴場の裏山には住吉の神をまつる社「住吉神社」が建っています。